JR京都線の高槻のすぐ近く、開業当時から残る島本町の五反田レンガアーチを探しました。
20240521島本町五反田 (1)
高槻から島本町に入ったところの北側に住宅地を作っています。

昨年も投稿しました(記事の下段)


島本町のレンガ遺構はコチラ 今回はここで見つけられなかった場所です


20240521島本町五反田 (3)
北側の複々線になり追加された場所からのようすです。明治8年6月建設のレンガアーチは南側にあります
20240521島本町五反田 (5)
この水路の中を覗きます。半分人が通れるようになっていて、西側は石積の上がレンガアーチになっていました。高槻では暗渠になっているところが多いですが、本当はこのようになっていた場所も多いのではないでしょうか。
20240521島本町五反田 (6)
しかし奥が明るすぎてうまく撮れません(また、撮影し直して置きかえます)
20240521島本町五反田 (7)
石積のところを見てみます。
現在は手前に柵ができていて中は通れないようです。また今後歴史遺産になったりして近くで見ることになったらよいと思われます。


◆以下は前回の高槻のレンガアーチの紹介です
高槻のJR京都線の人が通れるレンガトンネルは14あるんですが、まだ紹介してなかった3つのうちのひとつを紹介します。
20231217内田辻 (18)
今回は梶原2丁目にある内田辻レンガアーチです。
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ここは一乗寺の横を流れる一乗寺川が通るトンネルです。
20231217内田辻 (3)
ここは一乗寺川が暗渠になっていて、人が通れます。
20231217内田辻 (2)
特徴を調べてみます
20231217内田辻 (4)
高槻のレンガアーチは土台が見えるところで石造りになっているんですが、ここはめずらしくレンガだけの構造になっています。
20231217内田辻 (5)
のり面もすべてレンガ作り。よく見ると、1段ごとにレンガが縦方向に積まれています。強度をあげるためでしょうか?
20231217内田辻 (7)
トンネル内の下の部分も同様にレンガが縦方向に積まれています。
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上部は通常の横向きです。
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奥のほうは、北側の二車線分のコンクリートのトンネルとの間に補強がされています
20231217内田辻 (10)
トンネルを抜けると、12月1日から開通したJR沿いの道路に出ます。止まれ?の輪っかは五輪?
正面右奥には一乗寺の大クスノキが見えますね。気になるのはその方角に作られてる
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新名神の橋脚です。
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直ぐ近くにはバス停があります。
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トンネルを戻ります。(西側の壁)
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東側の壁
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天井にも一部補強がありました
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奥の東側
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奥の西側
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のり面には大きな花崗岩が
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しっかりと載せられています。これは高槻城の石垣の痕跡はなさそうです。
20231217内田辻 (19)
現在この先(線路の南側)は新名神工事のところまで工事用に道はつくられているようです。以前はここは田んぼで左側の通路だけがありました。おまけに段差が結構あって自転車で交差するのはめちゃ怖い感じでした。
20231217内田辻 (20)
新名神工事も右手国道のあたりはすでに橋梁が乗せられてきて、いよいよ工事が進んできています。新幹線と阪急の上、JR京都線の上の橋梁をどのように工事をするのかが気になりますね。
ということで、多くのレンガアーチを紹介してきましたが、ちょっと間が空いたりして、忘れてしまっていますので、今後すべてが写真付きでわかるような記事に組み換えたいと思います。あと残るは、このレンガアーチの西側2つ目にある、
梶原1 下  (東海139号 ) と、安満遺跡公園の東側にある
高垣町 溝口  
を残すのみになりました。今後もいろいろな角度でレンガアーチのネタを掘り起こしたいと思います。



◆以下はすぐおとなり(西側)の梶原1丁目の池田レンガトンネルです。
高槻のレンガトンネル 前回は水路用を投稿しましたが、今回久々に人の通れるレンガトンネルです。いよいよ終盤になります。この投稿のほかあと3つになります。しかしたくさんあるのですね。
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今回は第11弾です。
renga_tonnel10_2
東海138号(池田)というトンネルです。少し背が高い感じです。
梶原1丁目のJR沿い南側の道路が現在工事中で最終上牧まで行くようですが、ちょうどこの途中、トンネルの手前まで道路が完成しているところです。南側は西法寺を通って阪急を通って国道へ、北側はトンネルを通って西国街道の梶原1丁目に行きます。道は狭いですが車は通れるようです。レンガトンネルの入り口を観察すると、
renga_tonnel10_3
いつも不思議に思うのですが、必ず端っこの石は花崗岩のようです。奥は砂岩のような感じです(間違っていたらご指摘ください)。芥川の近くのトンネルはこの花崗岩のような石が多いので高槻城から運ばれた石かも知れません。
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反対側左側も同様です。
renga_tonnel10_5
さらには奥に向けて何個かおきに繰り返して配置されています。
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右の奥にも途中で違う石が。硬さが違うのでしょうか。あと今ごろ気づきましたが、土台の近くはレンガが縦方向と横方向が交互に積まれています。他のトンネルも同じだったのでしょうか。。
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天井はどのようになっているかというと、、ことらは同じ方向で積まれていますが、初期はこのレンガの間には何が塗られていたのでしょうか。。明治9年にセメント?かもしれません。。
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角は車か何かで傷ついています。
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入り口ののり面も土砂がけずられないよう花崗岩の石で両側とも保護されているようなかんじです。
ここにはみたところ高槻城の石垣の転用されたような感じはありませんでした。




は人の通れる14のレンガトンネル
■は今まで投稿した水路用トンネルです

<調査一覧 JRを横切る連絡路>
赤大路町 踏み切り
水路用①
●水路用②  前回投稿
富田丘町 踏み切り
富田町 ガード下トンネル
JR富田駅 地下通路
水路用③
水路用④
如瀬川東 ガード 車不可
★明治製菓南 東五百住間(西之口) ●第5弾
水路用⑤2連   ■別枠で投稿 下記参照
★明治製菓・サンスター間(下阪谷) ●第2弾
水路用⑥
★川西町 後藤川(東海148号)  ●第4弾
水路用⑦
★芥川 西  高城川        ●第1弾
芥川ガード下東
芥川ガード下西(人のみ)
水路用⑧
■水路用⑨ 171号線西 
 前回投稿!水路用ですが大きなレンガトトンネル
171号線ガード
水路用⑩
JR高槻駅 西口ガード
JR高槻駅 地下通路1
JR高槻駅 地下通路1
弁天町  歩道高架橋
水路用⑪ 関大横
古曽部町 高架橋
水路用⑫
 京大農場北 安満東の町 ガード
水路用⑬
★高垣町 溝口  未投稿
檜尾川西 踏み切り
★萩之庄 磯野           ●第3弾
梶原 南部バイパス用トンネル 先日開通
水路用⑭ 
★梶原1 奥田畑 梶原バス停南 ●ねじりまんぽ
     (高槻歴史遺産 東海140号)
★梶原1 下  (東海139号 )  未投稿
★梶原1 池田  (東海 138号)  ●第11弾 今回投稿!!
★梶原2 内田辻 (一乗寺の南)  今回投稿
★梶原2 甚兵衛川 梶原東バス停南 少し背が高い ●第10弾
★梶原2 山端 レンガトンネル (東海135号)   ●第7弾
★上牧山手町 神内2 神森 梶原台場跡近くの公園 ●第8弾 
★上牧 西国街道 籔ヶ花   ●第9弾

★第6弾は茨木市のねじりまんぽ 番外編  このほか茨木は合計3箇所投稿しています。
水路用①から⑭はすべてレンガトンネルのようです。

過去の投稿 各投稿は下記にまとめています。
▶レンガトンネル特設ページ