高槻市議会ですが、6月議会が始まっています。今年は市長、市会議員選挙があったため、施政方針が3月議会には発表されませんでした。そのため、今回の6月議会で説明がありました。今回の議場での傍聴は約10名でした。そのポイントを記載します。
高槻市議会202306表紙
振り返り
高槻では昨年度、35人学級を推進。中学給食無償化を推進。大阪医科薬科大学に3次救急施設を設置。高槻城公園芸術文化劇場の開場を行いました。またそれまでには安満遺跡公園の開園や、関西将棋会館の誘致をおこないました。さらに以前には平成30年の台風21号の影響の対応のほか、平成2年以降の新型コロナの対応などを推進しました。

◆今後の方針
・未来への積極投資
・成長基盤強化
・健全財政維持
子育て、教育では小中の給食無償化、子供の医療完全無償化をめざします。防災研修センターの設置や、高槻のにぎわいに対しては将棋の町高槻として全国発信すること、高槻城公園の整備、芥川城跡の歴史遺産活用。都市機能としては、JR南側地区、富田地区の地域特性を生かした街づくりを行いたい。
そして、市政80年の今年は大阪の高槻から、全国の高槻をめざしたい。

重点方針
・JR高槻南地区 再整備に向けた取組み
・富田 街づくり基本構想に基づき、民間活力導入可能性検討含めた富田地区複合施設などの整備計画
・山間部の地域特性を生かした交通手段の検討、今後の在り方検討
・民間建物の耐震化、補助制度
・富寿栄住宅 8月に1期住宅完成に伴い円滑移転、2棟目着手
・JR高槻駅北側 上宮天満宮までの無電柱化
・市バスの経営基盤の確立、強化
・水事業の安定化経営
・水道事業安定供給基本計画に基づき、設備の更新
・水道料金基本料4か月無料化
・下水道施設のの老朽化対策
・三中のセーフティプロモーションスクール認証を全体への普及
・蔵書 学校図書シン100万冊計画
・オープンたかつき
・BOTTOたかつき 観光プロモーションを実施
・定住人口増加 MY LIFE MORE LIFEをスローガンに定住プロモーションを実施
・芥川城跡 特別講義やARアプリの活用
・高槻城公園 北エリアの基本計画
・芥川緑地 健康器具施設を大阪医科薬科大学の監修をもとに設置
・JR西口 令和6年関西将棋会館の移転
・第五弾プレミアム商品券を発行
・市内の企業・創業支援 補助制度活用により魅力ある新規出店の促進
・エコ&クリーンフェスタの実施
・一般会計 1369億9299.9万円
・特別会計 1110億3699.7万円
・合計   2480億2999.6万円 前年比+0.5%

主な予算額(今年度と前年、差分)
大きな金額のものと、意外と知られていない事業の額についてピックアップしてみます。われわれは、市会議員に任せているとはいえ、高槻市で税金がどのような配分で使われているのかは知っておく必要があるようです。事業の右側の数字の単位は億円です。
     今年度 前年度 差分
公園緑地 8.56  6.76  1.8 
 (芥川公園、芥川緑地整備など)
安満遺跡公園 0.83 0.83    0
高槻城公園 2.36 12.00 ▲9.63
プレミアム商品券 19.78 35.04  ▲15.26 
ゴミ収集 26.77 29.63 ▲2.85
(16万世帯とすると1世帯年間2万円?)
こいのぼり 315万 361万 ▲46万
河川水路整備 6.86 4.58 2.27
市営葬儀 3.01 2.50 0.50
公園墓地 0.46 0.50 ▲0.04
将棋会館移転 1.698 8.82 ▲7.13
市営住宅 12.12 9.76 2.36
街路灯 1.38 1.43 ▲0.05
駐車場 1.57 1.51 0.05
下水道 72.87 92.58 ▲20
市バス 3.47 3.00 0.47 
  (11台更新)
ドライブレコーダ 1.08 0.00 1.08
JR富田バス停 1,2番移設 170万円
水道設備 29.59 13.10 16.49
水道管 12.14 12.88 ▲0.73
水道基本料 5.16 0.00 5.16
消防施設 4.02 2.49 1.53
保育幼児教育 13.29 12.05 1.24
学童保育 12.42 11.11 1.3
児童手当 52.87 54.25 ▲1.38
こども医療助成 15.17 15.28 
児童母子父子福祉 14.85 15.14 ▲0.29
予防接種 9.73 10.09 ▲0.36
発達支援 24.35 21.22 3.13
教育環境 10.53 8.87 1.66
学校給食 28.59 7.12 21.47
国民健康保険 363 380 ▲17
後期高齢者医療 118 112 6
救急医療 11.44 22.22 ▲10.75
保険事業促進 13.05 12.89 0.16
感染症予防 15.87 15.95 ▲0.08
コロナワクチン 26.22 25.05 0.55 
生活保護 105 105 0
高齢者福祉 10.04 10.03 0.00
介護保険 306.82 299.29 7.53
地域支援事業 29.63 27.05 2.57
障害者福祉 96.01 90.21 5.80
障害者医療 9.52 9.34 0.18

というような内容でした。
なお、そのほかの議案も提出されていて、主なものとしては
・芥川緑地整備事業 2.453億円 大起工業
・ごみ処理場 第2,3工場の検査、修理事業 4.488億円
・番田 大冠排水場集塵機更新 2.618億円
・市民会館解体工事 7.322億円  ツバサ工業
などが、ありました。

今後の議会の計画は下記のようです。

高槻市議会202306
市会議員さんもかなり入れ替わっているので、高槻市のためによく動いてくれるのか、よーく見ていきたいと思います。最近はYoutubeでも見えるので、市議会が身近になればよいですね。
新駅とか、高槻城公園整備とか、若い人が住みたくなる方針とか、今後の動きがわかればと思います。
(プレッシャーを与えてます。。)


◆以下は前回の3月議会、予算の説明のあった議会です。
高槻市議会ですが、昨日3月議会の提案説明がありました。来年度の市の予算案はどのくらいでしょうか?
傍聴に行くと、ななんと、1人。。。。。。。。オンラインになったためでしょうか。。。。最終的には3人でした。。4月に市長、市議会議員選挙があるためか、来年度の予算議案はあったものの、それぞれの方針説明などは省略されていたようです。3月議会では39議案が提出されていて、来年度の予算案に関しては第31~39議案にあります。
予算案を見ますと
一般会計 1315.89億円  前年比 △46.88億  
  収入
   市税 518億円 
     市民税 241億
     固定資産税 201億円
   府還付 127億円
   国庫 284億円
  支出
   議会 6.7億
   総務 105億円
   民生 6.9億円
   衛生 1.3億円
   農林 9.61億円
   土木 90.3億円
   消防 37.46億円
   教育 109.68億円
   公債 79.5億円
   公営企業費 19.39億円
   予備 2億円
 それぞれの増減費はまた調べます。(繰り入れ、公債がかなり減っていたと思います)

特別会計 1110億円 前年比 +1.75億円 
  国民健康保険 368.55億円 前年比△17億
  介護保険  333億円 前年比+11.7億円
  後期高齢者医療 71億円 前年比+2.8億
  母子父子福祉資金 1.99億 前年比+0.5億円
       財産区   45.77億 △0.85
  下水道   91.67億  △7億
  自動車(バス) 36.8億 +0.7億
   水道事業    107億 +11.3億   
  
合計 2426.25億円 前年比 △45.12億円

のようです。われわれの税金の使い道を、今後細かくみてみたいと思います。
なお、議会で説明されていたその他の報告内容もたくさんあったのでこれは、追記していきたいと思います。


◆以下は前回2月25日の案内です。
高槻市議会の3月議会の議案の提案説明は3月1日(水)にあるようです。来年度の市の活動や、予算も提案される重要な議会です。
202303市議会 (2)
われわれの税金の使い道を確認しなければなりません。。また、それらをチェックしていただいているわれわれの代表の議員さんの選挙も4月にあるので感度高くしたいところです。
高槻市議会3月議会日程はコチラ↓
2023_3月議会

高槻市議会は、一昨年からYouTubeでの配信で見られるようになりました。

高槻市議会 録画配信 
高槻市議会Youtube配信

市議会での傍聴の方法
直接市議会(提案説明)を傍聴される方は、10時までに市役所の中央にある、市議会のところで、名前を書いて、3階に上がります。

いつも、傍聴席で見るため、オンラインのイメージがないのですが、手軽に視聴できるのは助かると思います。ぜひ、どのような説明があって、どのような質問があって、どのような回答があるのか見ていただきたいですし、おだやかながら質問連発がとても面白いし、勉強になります。前回の3月議会では、芸術文化劇場で新規購入するピアノについての質疑がヒートアップしてました。ブログでも出している気になる案件に今後言及されるか気になります。追記:昨年は3月のあと12月議会については、現地に行きました。これは投稿していませんでしたが、この1年のまとめ的なものを別途考えたいと思います。



前回6月以降に変化あった前から気になっていた情報

これは、三島救急センター跡地がほぼ決まりのようですが、府の事業なので、市議会の説明には出てこないこともあり、ウオッチしたいと思います。





◆2021年市議会

◆2020年の市議会関係