人の名字にも使われている「」という漢字ですが、
その意味をご存じでしょうか。

Wikipedia先生によると、
「塚」は、周辺の地形と違って丸くこんもりと盛り上がった場所、
何かが集積または堆積した盛り上がり、小さな山や丘、古墳などである。
(※少し変えてます)

「古墳」というワードが出てきました。
「塚」は人工的に作られたお墓、古墳や遺跡を指すこともあります。


そこでふと思ったんですが、
高槻に塚がつく地名があるけどそこにも古墳や遺跡があるはず!

ということで調べてみました。


★塚脇
摂津峡公園の南東に位置している塚脇ですが、
実は古墳があることは知っていました。
以前調べに行って撮った写真から紹介。
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写真の説明書きにもありますが、
塚脇古墳群の一部、服部連塚です。

ここははっきりと古墳が残っていますが、
他にも古墳を見て取れるところがいくつもあります。 
(宮之川原や黄金の里、清水台で数基確認できますよ!)


★塚原
安威川に面している高槻市最西端の住宅街ですが、
やはり古墳がありました。
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こちらも古墳群なので複数基存在します。
古墳の写真を撮れていないんですが、
写真を撮った塚原二丁目バス停、阿武山ゴルフセンター周辺にも
数多くの古墳が点在しているみたいですね。

新興住宅地がちょくちょく出来ているので、
姿を消しているものも多い思います。


★大塚
大塚町には古墳は無いっぽいです。
しかし、調べてみると「大塚遺跡」なるものがあったみたいです。
(※大蔵司遺跡・真上遺跡発掘調査報告書 H17年10月より)

縄文時代の遺跡らしいんですが、
内容が詳しく知られていません。

遺跡はあったんだなと思って、
大塚町の大塚神社に手がかりが無いか調べてみると、
「大塚の地名伝承」という石碑があるそうで。

平安時代、清和天皇が大塚の地を訪れた時、
冠を木に掛けたまま忘れて帰ってしまい、
気づいた村人は王冠を埋めて「王塚」として崇めたそう。 

これ完全に大塚の語源ですよね。。。
古墳とか遺跡とか全く関係無いですね!笑


語源に関して言えば、
塚脇や塚原も他の由来があるのかも知れません。
「塚」は必ずしも古墳や遺跡を意味するわけでもありませんし。

でも、気になっていたことは解消できたはず!
やっぱり「塚」がつく地域は古墳や遺跡に縁がありますね。

こうなると高槻以外も気になってきます。