淀川舟運活性化協議会
の第3回目の会合が2023年の3月にあったようです。大阪万博に向けて何か淀川の水運を活性化するアイデアは出てきてるでしょうか?また伏見からの舟運は実現するのでしょうか?
大阪舟運表紙1
枚方から上牧付近さらに三川合流部への浅瀬の掘削は引き続き行われるようです。
大阪舟運表紙2
さらに、淀川大堰には現在船が通過できないことから、通過できる水門を作る予定のようです。
大阪舟運表紙3
しかし、万博までに伏見からの上牧を通る場所を通る運行がなされるかは微妙なようです。
近畿地方整備局の資料では、伏見からの運航ができるための上記の取り組みが報告されていますが、
近畿運輸局の資料では、枚方からの運航がメインに報告されています。
今後どのようになっていくのか、あまり淀川の水運について万博との関係は報道されていないので、もう少しチェックをしていきたいと思います。

第三回淀川舟運活性化協議会

◆以下は前回の第1回目(2022年)の協議会の状況報告です。
淀川舟運活性化協議会の第1回目の会合が3月にありました。この協議会には高槻市長も委員になっています。25年の大阪万博に向けて、主には下流の上流の伏見から大阪にむけての運航を視野に入れているようです。江戸時代は、淀川の水運は重要な手段だったのですが、現在は中型船、大型船になるとこれにはいろいろな問題があるようです。またその内容も報告されています。当ブログではいち早くこの運航についての可能性を調べて投稿してきました。今回少し考察してみます。
淀川舟運課題
淀川舟運活性化協議会の配布資料より引用
これによると、京都伏見までの舟運に対しては、当ブログで指摘した上牧の付近が浅い件のほかに、3つポイントがあるようです。
①枚方大橋周辺が浅い
たしかに最近は浅瀬が見えているようすもあります。過去にはボートで下ったときにもパドルの先が河床に届きました。大塚の河川付近での水深維持掘削もされているようです。
②三川合流部下流が浅い
これに上牧の淀川が浅いのが含まれるかもしれません。岩盤が見えるているところもあるようです。このことで大型船の運航はできないようです。
上牧と樟葉の間も砂地のほか、10cmくらいの石が堆積しているところも見られます。雨の少ないときには上牧では川幅も狭くなります。
③伏見港の下流に偏流がある
川の流れで、偏流がある場所があって、これによって現在は中型船の運航ができないようです。
万博まであまり時間がないので上牧付近も合わせて、今後どのように解決されていくのか注目していきたいと思います。

淀川舟運万博見据えた動き
なお、万博への経済効果を踏まえて、万博会場の夢洲に船着き場を作ることが考えられているみたい。大阪中心部や京都伏見からの舟運でのアクセスも考えられています。この京都伏見からの運航の優先度がどのくらいなのかがこれから注目していきたいと思います。
淀川大堰門の整備

なお、河口手前の淀川大堰の舟が通れる工事も始まっています。

いままで、実際に上牧の河川敷、樟葉の河川敷を歩いて現地を見てきた投稿もあるので参照をお願いします。
いままで考察した記事はコチラ↓

水無瀬川河口から枚方は数回ボートで通ったことと、その先大阪湾まで数回に分けて下ったことがあるので(ちょっとブログ始める前だったんで記事がありません。。)



その他、淀川の枚方の船着き場の完成式典や1周年行事のようすなど、実際に淀川に船で出て河川から見た景色なども掲載しています。



その他渡し船の話もあります。



そのほか、淀川に関連する投稿はコチラ↓